【鶴舞公園】1910年にイタリアルネサンス風に建てられた「奏楽堂」
1909年(明治42年)に名古屋市が設置した最初の公園として開園し 2009年(平成21年)に開園100周年を迎えた名古屋を代表し 昭和区に位置する総合公園「鶴舞公園」。
その公園内に1910年(明治43年)に公園内で開催された第10回関西府県連合共進会の中心的施設として建設された『奏楽堂』があります。
対辺間12.7mの正8角形をしたステージを持つ『奏楽堂』は 噴水塔と同じく鈴木禎次工学士が設計し アールヌーボーを取り入れた「イタリアルネサンス風」に建てられました。
しかし 昭和9年に老朽化のうえ室戸台風により大被害を受けたため取り壊されしまい 1936年(昭和11年)から1995年(平成7年)まではデザインの異なる奏楽堂が建てられていたのですが 平成9年に築造当時の姿に復元され現在に至り 各種コンサート イベント レクリエーション大会 写真撮影会なども行われています。また 夜の時間帯には建物のステージ内がライトアップされます。
建物の南側には 石段式になっていて芝生が敷かれた約500人収容可能の客席があります。
反対の北側には芝生広場があります。
鶴舞公園へ訪れた際は いろいろと眺める所がある中『奏楽堂』にも立ち寄って建物を眺めるとともに イタリアルネサンス風の芸術を味わってみてはいかがでしょうか。
(撮影・調べ・文/PONTA 2018年1月16日)
0コメント